「修学旅行って誰トク?」
キャッチーな題名に惹かれ、プレミアムにも課金してきいているちきりんさんのVoicyをクリック。とはいえ、内容は「観光地にメリットがない」「子どもたちの学びに本当になっていない」という趣旨で、私が考えていた内容ではなかった。
ただ、観光地や子どもにメリットがないことにも共感だ。だがしかし、私はそこではなく「行きたくない子どももいる」という点においてフィーチャーしたい。
そもそも、修学旅行とはなんのためにあるのだろうか。戦争のことを学んだり、あるいは何かその土地の歴史を学ぶなどがあるが、まず、学びを楽しみに行く真面目な学生はほとんどいない。というか、そんな真面目な学生は正直クラスでも浮いている。
学びたいとしても「学びたい!」「しっかり資料を読みたい!」みたいな子は、「うざい」「早く移動したいのに邪魔」という扱いを受ける。要するに、学びにくい環境だ。
また、真面目でなくとも、クラスで浮いている身からすると修学旅行ほど苦痛なものはない。まず移動チームや泊まりのチーム分けで、なるべく害のなさそうなチームに入らざるを得ない。害がないとはいえ、ウマが合うとも限らない。
また、特に小中学校の修学旅行なんて「みんなと同じような服を着なきゃ」とか「同じレベルの持ち物にしなきゃ」とか考えなくてはならないし、女子に関しては生理を気にする必要もある。大体大浴場に入らなければならないが、生理の子だけ部屋風呂を使ったり、入浴枠を後にされたりする。
女子で冷やかす人はいないとは限らない。なんなら女子の冷やかしの方が厄介だ。また、男子は結構平気で冷やかしがちだ。生理をいじったってなんら面白くないのに。きも。
大人になったら生理なんて恥ずかしくもなんともないし、彼氏や男子にも平気で話せてしまうが、思春期の頃は生理になるのが怖かった。生理でいじめられる可能性があるから。
生理用品が見えたらイジられたり、血がついていたら教えてあげればいいのにコソコソ話したり。そんなの平気で起こり得ている。これって日本だけなの?
今となっては「好きなもん着りゃええやないか」って単純な話なのに、学生の頃ってなんでも“みんなと一緒が美徳”って教えられるもんだから、一緒じゃないとダメみたいな風潮がすごい。実際、あまりにもみんなと違いすぎると平気でいじめられるんだから。
今の私自身、人と違うことが大好き!ハッピー!みたいな感じだが、学生の頃は本当に「一緒じゃないとダメ死ぬ」くらいに追い詰められてた。無知な子供の洗脳って、小学校から始まってるも思う。今はその反動でちょっと飛んでるやつみたいになってるけど。
修学旅行って本当に必要?勝手に卒業旅行みたいにして行けばいいじゃん仲のいい子が。そう思うのは、私が浮いていたクラスメイトだったからなの?