「趣味はストレス発散になる」
「ストレスに耐えられるための趣味を作ろう」
「趣味がないから病むんだよ」
誰に相談しても、こう返ってきます。親でも友達でもネットでも…あるいは病院でも。
でも、私はコレは間違っていると思います。
趣味がないからストレスに弱いんじゃない。「ストレスに弱いから趣味が作れない」そう確信しています。
ストレスがある時こそ、趣味をする余裕なんてない。だから趣味がストレス発散になんてなりやしない。趣味を堪能できるのは“ストレスのない余裕のある日常”があるからこそなのです。
ストレス発散に、とか、ストレス溜めないために、とか、趣味に没頭できる人って、そこまでストレス過多なわけではないのだと思います。だってほんとにストレスが溜まってる時、そんなことする余裕すらないのですから。
私のきっかけは“人”ですが、好きになることが辛いという経験をしたことがあります。あなたにも一度はあるのではないでしょうか。
何かを好きになることが辛い、というか疲れる。だからこそ、極度に好きにならないようになってしまったのです。そこから趣味という趣味はなくなりました。
“楽しい気持ちの時にできる楽しいこと”は趣味とは呼ばないのでしょうか?コレを趣味というのなら趣味はあります。
でも、悲しい気持ち・辛い気持ちなどストレスがかかっている時、できる趣味というものは一つもありません。
コレは趣味がないということなのでしょうか?
だとするならば、世の中のいわゆる“一般的”“普通”に定義されるような趣味は私にはありません。
普通がわからないのです。みんなが普通…なことはないでしょうが、普通の感覚というものを持ち合わせていません。普通なんか必要ない、私はそう思っています。