僕が選挙に行ったとて何も変わらないよ
どの党になっても政治は変わらないんだよ
このように話す若者は少なくない。
以前はわたしもその1人だった。
22歳、若者の枠に入れてもらってもいいだろうか。
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それはさておき、衆議院選挙が先日行われた。
若者の投票率は未だ4割。
理由は以下の通りだ。
若者が選挙に行かない理由
55.9%:投票したい候補者・政党がない
過半数以上がまさかの「投票したい候補者・政党がない」との結果が出ている。
確かにそうだ。
10年前、何もできずにすぐ解散してしまった立憲民主党。
なんだか疑惑が大量のまま、独裁政権を続ける自民党。
創価学会つながりの公明党。
その他諸々…様々な党が存在している日本政治。
こんなにたくさんの政党があるのにどの政党においてもぬぐい切れない疑問や疑念がある。
立憲民主党になったらまた昔みたいに結局公約守れないんじゃない?
どうせされになっても消費税は上がるし、給料は下がるんだろう?
こうあきらめてる若者が少なくないのだ。
どの党も「ここがイイ!」と言い難い。
若者にはわかりにくい目に見えない公約ばかりだ。
若者は決め兼ねている。
47.4%:投票しても何も変わらないと思う
そして、残りの若者たちのほとんどは「投票しても何も変わらないと思う」と回答した。
若者を10代~30代とするなら、それもそのはずだろう。
失われた20年・30年とはよく言ったもので…
バブル崩壊から、日本は何一つ発展していない。
株価は一定のままだ。
10円のガムは10円のままだ。
「変化のない日本」を見続けてきた若者の我々は、政治に期待が出来なくて当然ともいえるだろう。
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そもそも、インフレを「イイモノ」としてとらえている人は少ない。
インフレとは簡単にいうと「物価」があがるということだ。
日本は物価が上がらない国だ。
あがっているのは「消費税」だけ。
物価が上がらないということは儲けも上がらない。
儲けがあがらなければ給料は上がらない。
でも消費税だけあがっているから、支出するお金は増えている。
これでは余計に貧困格差を広げているだけに等しい。
若者としておもうこと~インフレと消費税増税~
ここからは一若者として22歳の女が回答させて頂く。
もちろん一意見であり、決めつけているわけでも、誰かを支持したいわけでもない。
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まず、世界は成長傾向にあることは理解できる。
FACTFULNESSでも取り上げたが、世界は徐々に右肩上がりの成長を見せている。
また「メルカリ」や「ZOZOTOWN」など、日本から大きな成長産業が出ていることも事実だ。
しかし、最低賃金や収入は一向に右肩上がりにはならない。
つまりサラリーマンが儲からないシステムが構築されている。
もし仮にこれから消費税が上がり続け、社会保険も上がり続けるのだとしたら…
日本でこれからサラリーマンとして生きていくには「厳しい生活」になることが予想されるだろう。
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そして、消費税が増えているのに赤字国債が解決されていないという事実をご存じだろうか?
税収が増えているはずなのになぜなのか…?
では、ここで税金があがる前と後での税収を比較してみるとしよう。
このようになっている、令和2年に税収が減っているのは「コロナ」の影響が大きいだろう。
しかしどうだろう?
消費税は増えているのに、平成2年以降、税収は右肩上がりにはなっていない。
むしろ並行だ。
つまり、消費税が上がっているはずなのに、税収があがっていないのだ。
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この背景には恐ろしい事実が隠されている。
消費税は「赤字国債」脱却のために増やしているはずだ。
しかし、その裏で法人税率の推移をみてみると以下の通りになっている。
グラフはどんどん右肩下がりだ。
おかしい。
消費税はあがっているはずなのに、法人税率は下がっていっている。
つまり、今の政治は「弱者から金を取り」「強者を忖度」することで政権を成り立たせているのだ。
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さて、ここまでだけでも、今の政治に「?」が残る。
これらのほかに、今の政府には様々な問題が降りかかってくる。
「桜を見る会」「アベノマスク保管費用」「原発関連」その他諸々だ。
勝ち続ける自民党は「強者への忖度」があるからなのだろうか?
独裁政権を続けさせることでもっと暴走化してしまわないのだろうか?
若者としても不安の残る選挙結果だ。
選挙に行く理由
私が選挙に行く理由は「自分を守るため」だ。
あなたの1票では何も変わらないかもしれない。
でも、あなた方の1票があるから最終的に大きな武器になる。
人任せにし、気に入らない政策に口を出す暇があるのなら選挙に行くべきだ。
自分を自分の未来の子供を未来の子孫を守るために、投票をするべきだ。
若者のわたしたちが選挙に行くことで「若者に向けた政治」が必ず行われるようになる。
このように思われてしまうのは、わたしたちが選挙に行かないからだ。
(もちろんそのように思われてしまう政治をやってきた政府にも問題はあるだろう)
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私自身、まだまだ政治については勉強不足に他ならない。
次は1つ1つの党をピックアップして高校生でもわかりやすい「政党解説」をしていこうと思う。
これをきっかけに政治に興味を持つ若者が増えたらいいなと思う。
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