なぜ「憲法改正」をしたがるのか?改憲のメリットデメリットを調べてみた【高校生でもわかる政治】

金融・経済

70年も変わっていないんだし、改憲してもいいんじゃない?

とりあえず改憲に反対している人が多いんじゃない?

先日、各政党について簡単にまとめた記事を作成しました。

選挙の争点の一つとしてあげられるのが『改憲』に関する意見。

ちなみに、参院選挙での『改憲』に関する意見はこのような別れ方になっています。

  • 改憲に賛成自由民主党・公明党・日本維新の会・国民民主党・NHK党
  • 改憲に反対立憲民主党・日本共産党・れいわ新選組・社会民主党

ところで一体、なぜ憲法を改正したがっているのか?憲法改正のメリットやデメリットは何なのか?気になったので調べてみました。

意外とわからない憲法の話。

私も知ったばかりの話を、高校生でもわかる簡単解説でシェアしていきます。

それぞれの憲法改正に関する意見

改憲の賛成派

  • 自衛隊は災害にも必要な存在のため、憲法に明記すべき
  • 今の日本は、いざというときに国を守る力がないため、力を付けるために軍隊を持つべき
  • 同盟国に守られてばかりで、同盟国との関係悪化につながり兼ねない

改憲の反対派

  • 軍事力を持たないとしているからこそ、今まで戦争になることがなかった
  • アメリカと他国との戦争に軍隊を派遣したりする必要が出てきてしまう恐れがある
  • すでに自衛隊が存在しているという事実があるのにも関わらず、わざわざリスクを背負ってまで憲法を改正する必要はない
希様
希様

個人的には憲法改正は「今は不要、そんなことより経済に関しての政策をして!、というか憲法に関してはもっとわかりやすく説明して」と思っています。

「憲法改正に反対」をしている立憲民主党の泉代表は面白い発言をしています。

「法律の改正に賛成ですか、反対ですか」と聞かれたら、みなさんどう答えます。「そんなもん、中身を教えてもらわなければ、賛成も反対もないじゃないの」と言うに決まっていますよね。なのになんで憲法は中身も聞いていない、中身も決まってないのに、賛成か反対か聞かれて、賛成だとか反対だとか言うんですか。こんなおかしな議論にだまされちゃいけない。

朝日新聞

本当にいかにも。と感じました。

そもそも、憲法すらまともに理解していない国民が、賛成も反対もわからなくて当然だと思います。

私ですら、調べるまで「賛成?反対?んー。。。」という感覚でした。

憲法は「国」ではなく「国民」のためにある

そもそも、憲法は国民がはじめから当然に持っている人権を国として認めていますという証です。

ときに、ナチスのような危険な力(政権や多数派・権力者)が出てきたときに国民を守るための盾ともなりゆる大切なもの。

そのため、憲法というのは、国家のために国民の権利を制限・制御し、一方的に義務を果たさせるものではないということがいえます。

どういうことがいいたいかというと……憲法は国のためではなく国民のために存在している!だから、国に利益があるような形に作ることは認められない!ということです。

日本は、憲法を持ち、憲法の上に政治を行うと決めている『立憲主義』の国家です。

つまり、憲法を守ったうえで政治を行う必要がある国、それが日本という国なのです。

希様
希様

そもそも、国民を守るためのものが『憲法』であり、それを基に政治を行うのが日本のいわゆるベターであるということです。

ところが自民党の改憲案は「国」のための憲法に?

自民党の主な改憲案はこの4つです。

  • 自衛隊を憲法に明記する
  • 地震等が起きたときの緊急事態対応強化
  • 参議院選挙の合区解消
  • 教育環境の充実

1つ目の「自衛隊」に関することは、よくテレビなどでも耳にするのではないでしょうか。

いわゆる「憲法第九条」などに関することで、武力を持ったり、同盟国と自国を守り合ったりするための憲法です。

希様
希様

「自国を守るため……」と考える気持ちは、理解できなくはないでしょう。しかし、もっと問題なのは2つ目の緊急事態対応強化に関する憲法です。

緊急事態対応強化に関する改憲の問題点

正式名称は「緊急事態条項」。

これが改憲されてしまうと超絶恐ろしいことが起きる可能性があることをご存じでしょうか。

緊急事態条項は、なんの縛りもなく、その政府に全権限を委ねなければならない憲法です。

ここら辺の詳しい記事は、コチラの記事がわかりやすくておすすめなのですが、兎にも角にも「なんでも政府が決めれてしまう状況ってマジ危険」ってことは覚えておいて欲しいわけです。

あのドイツのナチスの悲劇。

あれは緊急事態条項ととても似ている憲法があったために起きた独裁政権なのはご存じでしょうか。

今回は、ざっと調べたことについて記事にしてしまったのですが、詳しく知るために、コチラの書籍を購入致しました。また詳しくなったらコチラについては深掘りしていきます↓

また、何でもかんでも政府に任せたらうまく行く、こう思っている人って少ないんじゃないでしょうか?

憲法は、国民を守るためのもの。

国民を利用するものから守るためのもの。

それなのに、利用するものたちが憲法改正を使用としている!?!?

なんて考えている人も少なくないようです。

まとめ:それぞれ調べて自分の意見を持つこと

調べている途中でわかったことだけ取り合えずまとめてUPしておきます。

徐々に書き直したり、書き足したり、新しく記事作成していこうと思っているので、ぜひチェックしてみてください。

今回の選挙はかなり改憲に影響を及ぼすとされています。

とはいえ、改憲は安易に行っていいものではなく、また、改憲案も、すべてがイイもののようではないということもお分かりいただけたのではないでしょうか。

あなたの意志を示すことが出来る7/10、参議院選挙。

改憲に反対か?賛成か?

ここを争点として、考えるのも一つの手でしょう。

また、政党マッチングサイトなんかも設置されています。

あなたの、あなたの大切な未来の家族・パートナーを守るために。

7/10までに必ず選挙にいきましょう。それだけです。

ではまた。

ちなみに現時点のマッチング割合はこんな感じみたいです↓

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